体験型ストア「b8ta」を運営するb8ta Japanは4月22日、6月末までに第三者割当増資で約6億円調達することを発表した。シリーズBラウンド ファーストクローズとして、東芝テックをリードインベスターとして資金を集める。
2015年にRaaS(Retail as a Service:サービスとしての小売)の草分けとしてシリコンバレーに誕生したb8ta。アメリカ国内では、コロナ禍により全店舗を2022年2月に閉店した。
今回の資金調達は日本国内事業の拡大を見据えたもの。b8ta Japanは調達資金を、日本国内でのb8ta常設店舗や、ポップアップストア数の拡大、新事業の開発、日本以外のアジア諸国への進出、採用強化などに充てる。
また同社は、2022年5月上旬ごろに国内4店舗目となる「b8ta Koshigaya Laketown」をイオンレイクタウンkaze内(埼玉県越谷市)へ出店する予定。オープンなライブキッチンでの調理家電の体験を拡充するとのことだ。
リードインベスターとなる東芝テック 執行役員 新規事業戦略部長の平等弘二氏は「b8taは「まだ見たことのない商品を発見し体験して感動できる場の提供」を実現している。東芝テックが持つアセットと連携しながらともに進んでいく」とコメントしている。