富士ソフトは4月21日、オンラインイベントなどで活用できるバーチャルイベント空間「FAMevent(ファムイベント)」の提供を開始すると発表した。
同サービスは、オンラインの仮想空間上に構築されたイベント会場に、主催者も参加者も自分の分身(アバター)となって参加できるサービス。ビデオ通話、画面共有などの基本的なオンラインイベントの機能を持ち、会場や参加者を俯瞰で見ることもできる。主催者や参加者との新しいバーチャルなイベントコミュニケーションが特徴で、参加者同士の気軽な立ち話や、隣の人と会話するフリートークが可能だ。
富士ソフトは、2021年5月に仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」を提供開始している。同社内でも導入しており1万人以上の全従業員が日々のコミュニケーションだけでなく、社内行事や顧客との懇親会などのイベントで活用しているという。その技術とノウハウを基に開発した新たなサービスが今回の「FAMevent」だ。
全体発表機能や、名刺交換、参加実績レポート、マルチテナントなどイベントならではの機能がある。オプション機能として、フロアの拡張や、司会者手配、ケータリング手配なども提供する。
提供価格は、1回あたり10万円(4時間/100名)からで、利用時間、人数、レイアウトなどにより変動する。