ナビタイムジャパンは4月20日、自転車プローブデータを用いた走行状況分析システム「自転車プロファイラー」の提供を発表した。
同システムでは、同社が提供する自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車NAVITIME」において、同意を得たユーザーを対象に、GPSにより1~6秒間隔で取得された車両ごとの走行実績データである自転車プローブデータを用いて、全国の道路を対象に自転車の通行台数や速度、経路分析を集計・可視化することが可能だ。
専用サイトにログインしてシステムを利用できる。分析したい道路や期間を自由に選択することで、集計・可視化を行い、詳細な交通動態を把握することが可能だ。同システムを活用することで、交通ビッグデータの取得・集計にかけていたコストの削減や業務効率化が期待できる。
例えば、道路開通や工事規制前後での交通状況の分析や自転車ユーザーに利用されやすいエリア・道路の把握、安全で快適な自転車走行環境の整備やサイクルツーリズム、自転車サービス(シェアリングなど)の推進、また自転車に関連するマーケティングなどに活用できる。
同システムでは、過去の自転車走行状況の可視化を目的に、まずは自転車通行台数、速度、走行経路の3つの分析機能を実装。今後も機能拡充を図るという。