ネットワールドは4月20日、EDGEMATRIXとディストリビューター契約を締結し、同社の映像エッジAIソリューションを取り扱い開始することを発表した。その第一弾として、EDGEMATRIXの映像エッジAIアプリケーションの中で特にニーズの高いものを、IPカメラ、およびエッジAIデバイス「Edge AI Box」とセットにして、「遠隔監視」「施設防犯」「混雑案内」を3つのソリューションパッケージとして同日より販売開始する。
EDGEMATRIXの映像エッジAIソリューションは、カメラ映像の大容量データを現場(エッジ)でディープラーニングによりAI処理できる演算能力を持つ高性能GPUを搭載したEdge AI Boxデバイスと、遠隔管理・制御をする「EDGEMATRIXサービス」、利用ニーズごとの各種エッジAIアプリケーションで構成される。
映像エッジAIソリューションは、圧縮しない高精細映像を分析するので認識率が高く、エッジで認識・判断・制御するためネットワーク遅延の影響なくリアルタイム処理が可能。クラウドにはAI分析した結果のみを転送することで転送量と通信コストを大幅削減でき、プライバシー問題も回避するという。
今回ネットワールドは、EDGEMATRIXの映像エッジAIアプリケーションの中で特にニーズの高いアプリケーションを、IPカメラ、Edge AI Boxとセットで提供する。AIアプリケーションとEDGEMATRIXサービスは1年間の利用課金、IPカメラとEdge AI Boxは買い取り価格となる。
各パッケージの参考価格は、屋外エリアや施設など遠隔地を監視できるIPカメラとEdge AI Boxがセットになった基本パッケージ「遠隔監視」パッケージが690,000円、不審者を見つけたら即座に現場対応して関係者に即時通報する「施設防犯」パッケージが930,000円、人の混雑状況をリアルタイムに把握し、密集・密接回避に活用できる「混雑案内」パッケージが1,500,000円(いずれも税別)。