コンテックは4月19日、クラウド型設備監視SaaS「FacilityView for PLC」を4月より販売開始することを発表した。
「FacilityView for PLC」は、工場やインフラ設備で稼働しているPLCに専用IoTゲートウェイ機器(別売)を接続し、収集したデータを可視化、蓄積、通知する機能を提供するクラウド型ソフトウェアサービス (SaaS)。
収集した情報をダッシュボードとして表示し、監視が必要な情報を任意に構成して効率よく施設の監視を行うことが可能。また、情報を時系列でグラフ表示でき、日・月・年などのグラフ表示/過去データとの比較など簡単に実現できる。
さらに、設置した端末位置や施設の異変などを地図上で表示・管理できるほか、施設の状態をグラフィカルに表示するHMI機能をサポート。加えて、クラウド画面の操作により施設側のPLCへ情報を出力でき、緊急時の対応指示や施設側での制御機能への制御条件として利用できるという。そのほか、クラウドサービス側の設定によりゲートウェイ端末のファームウェアの更新が可能だということだ。
初期投資が不要で、ユーザーによるサーバ運用保守や通信回線の管理が不要な通信費用込みのサブスクリプションサービス(年額料金制)となっている。
別売のIoTゲートウェイ機器「FV-MG100」は、FA制御機器としてIDECと共同開発した製品で、LTE通信機能はあらかじめSIMを内蔵し、現場のPLCに接続するだけで運用を開始できる。
コンテックは、他のセンサー(Things)に対応した設備監視パッケージを「FacilityView」シリーズとして展開するほか、「FacilityView」のIoTプラットフォームをサービスとしてOEM提供することを予定しているということだ。