クロス・マーケティングは4月18日、広告シミュレーターツール「Dipper」』の提供を2022年4月より開始することを発表した。

  • Dipper beta ver.

「Dipper」を提供する背景には、プライバシー保護の機運の高まりやサードパーティークッキーが廃止されることに伴い、ユーザーデータなどの個の追跡が困難になりつつあることがあつほか、生活者のライフスタイルは多様化が進むとともに、その変化スピードが年々加速していることがあるという。

「Dipper」は、広告予算内で効果の高いターゲットセグメントを明らかにすることを特徴としている。広告の実測値と、同社が保有する最大650万人、2000種類のユーザー属性を掛け合わせることで精度の高いプランニングが可能。また、新たに属性取得調査を行いDipperに搭載することで、独自のカスタマイズも行える。

現時点ではYouTube広告のシミュレーションのみ対応しているが、SNSなどさまざまな広告メディアに順次対応予定。2022年12月31日まで一部のオプションを除き、登録、利用について無料で提供している。