日本テラデータは4月18日、同社のCDP(カスタマーデータプラットフォーム)である「Teradata Vantage」とプレイドが提供するCX(Customer eXperience:顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を連携したことを発表した。
Teradata Vantageは複数のチャネルで保有する顧客データを統合し、顧客の360度ビュー把握を支援するデータプラットフォームだ。さまざまなデータに透過的にアクセス可能であり、各チャネルに散在する個人プロファイル情報を仮想IDで統合するため、顧客一人一人の単位でデータ管理可能だ。
一方のKARTEは、サイトやアプリの訪問者の行動や感情をリアルタイムに解析し、それぞれの顧客に適切な体験の提供を支援するCXプラットフォームだ。過去の行動ログを含めた顧客との接点を可視化し、データ利活用を支援する。
今回両サービスが連携したことで、KARTEでリアルタイム解析する顧客の行動データ(ファーストパーティデータ)と、Teradata Vantage上に蓄積されたPOSなどの店舗データや会員データを統合できるようになり、オンラインとオフラインをつなぐ顧客データが利用できるようになる。統合された顧客データを元にした購買動向の分析を、マーチャンダイジングやサプライチェーンマネジメントの領域に活用することで、オペレーションの効率化を実現できるとのことだ。