Security Affairsは4月16日(現地時間)、「The unceasing action of Anonymous against RussiaSecurity Affairs」において、ハッカー集団「Anonymous」およびその関連団体が行ったロシアの企業に対して実行したサイバー攻撃について伝えた。彼らは4月14日から16日にかけて、ロシアの企業に対する攻撃を3件実施したことを表明している。
Security Affairsが取り上げた「Anonymous」の活動は次のとおり。
- ロシア最大の独立系旅行代理店であるContinent Expressからデータ窃取およびDDoSecretsプラットフォームを介して約400GBのデータを流出
- ガス・石油化学処理施設と石油精製所の設計を行う企業であるGazprom Linde Engineeringから、 DDoSecretsを介して漏洩した76万8,000通の電子メールを含む728GBのデータを窃取
- RosneftやGazprom Neftなどに石油生産や輸送に使用される化学試薬や石油・ガス田サービスを提供してきたTechnotecから、49万5,000通の電子メールデータ(440GB)を窃取
ハッカー集団「Anonymous」は引き続きロシアで活動を行う組織などを標的としたサイバー攻撃を行うという声明を出しており、現在でも活動が継続されている。今後も同様の活動が続くものとみられる。