米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は4月15日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Webブラウザ「Google Chrome」に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Stable Channel Update for Desktop

    Stable Channel Update for Desktop

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Windowsよりも前のバージョン
  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Macよりも前のバージョン
  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Linuxよりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Windows
  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Mac
  • Google Chrome version 100.0.4896.127 for Linux

修正対象となっている脆弱性は2個で、すでに広くサイバー攻撃に悪用されていることが確認されている点に注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。