相模原市、JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2プロジェクト」、「JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会」は連携事業として、小惑星探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」のサンプルレプリカを全国の展示施設や自治体など200か所限定で配布することを発表した。
2014年12月に種子島宇宙センターより打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」は、6年もの宇宙の旅を経て小惑星リュウグウのサンプル5.4gが入ったカプセルを2020年12月に地球へ送り届けた。
その貴重なサンプルが多くの目に触れ、宇宙の謎を探求すること、科学や技術を追求することの楽しみを実感してほしいという思いから、はやぶさ2の開発・運用を行うJAXA相模原キャンパスがある相模原市は、はやぶさ2プロジェクト、JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会との連携事業として、リュウグウサンプルのレプリカを3Dプリンタで作成。
全国の展示施設200か所限定で配布を行い、6月13日の「はやぶさの日」に合わせ、全国の協力施設で一斉展示を企画しているという。
企画に際し相模原市は、展示を希望する国内の施設や団体を対象に募集を開始。公立・私立問わず、施設や自治体、科学の研究グループなどが募集対象となる。申し込み多数の場合は、抽選により配布施設が決定される。
対象施設には、小惑星リュウグウサンプルの実物大レプリカ(実寸は約1cm)2個、10倍サイズレプリカ1個のセットが配布される。
なお、申し込みには必要事項記載の書類を添付した電子メールの送信が必要で、申込期限は4月28日必着としている。