キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月14日、関通と資本業務提携契約を締結したことを発表した。関通は、顧客の販売商品の入庫、在庫管理および出庫などの配送センター業務を代行するEC・通販物流支援サービスを主として物流サービス事業を展開している。
キヤノンITSは2021年4月に関通が提供するクラウド型倉庫管理システム「クラウドトーマス」の販売代理店契約を締結し、EC事業を拡大、または新規で開始する企業向けに提供している。今回、両社の長期的な提携関係の構築・推進をめざして資本業務提携契約を締結した。
同提携により、クラウドトーマスの上位サービスであり、大規模な物流業務に対応した「クラウドトーマスPro」の製品強化を共同で行い、製造業や流通業向けに同サービスの提供を行っていく。また、キヤノンITSの基幹業務トータルソリューション「AvantStage」と同サービスを連携することにより、従来の需要予測、生産管理などの領域から倉庫管理の領域まで包括したソリューション提供が可能になる。
さらに、これらのソリューションの提供に向けて、関通が培った物流ノウハウを基にした物流診断サービスの提供や、関通のショールームを活用したプロモーション活動も共同で行っていく。