NTT東日本岩手支店は4月12日、岩手医科大学、岩手ビッグブルズ、Being ALIVE Japanと共に、岩手医科大学付属病院小児病棟内と地元男子プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」のバスケットボール試合会場をインターネットでつなぎ、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の協力のもと、長期入院治療中の小児患者およびその家族とホーム最終戦の地元男子プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」の選手と触れ合う感覚をどこでも感じられる体験、「モバイルタッチ」を実現することを発表した。
この「モバイルタッチ」は、ウィズコロナ時代の新しい応援スタイルとして、“離れていてもみんながそこにいる”新しいコミュニケーションを検証する実証実験として4月24日に盛岡タカヤアリーナで行われる。
具体的には、岩手医科大学附属病院小児科病棟内と「岩手ビッグブルズ」におけるインターネット環境を提供し、岩手医科大学附属病院から退院してサポーターとしてチームに入団している高校生(当時)が「触覚キャスター」として、岩手ビッグブルズの選手とコミュニケーションを行う。高校生の持つデバイスに選手が触れた触感は、同病院小児病棟に入院治療中の患児達へ、映像や音声に加えて、手元や足元の振動としてリアルタイムに伝わる。
今後は、医療分野の遠隔面会、教育分野の遠隔授業、スポーツ分野のリモート応援など、さまざまな分野で振動伝送を応用し、新たな通信サービスの市場開拓を目指すという。