Sansanは4月11日、同社が提供するクラウド名刺管理サービス「Sansan」について、営業DXサービス「Sansan」へとコンセプトを刷新し、新たな機能を発表した。

具体的には、帝国データバンク(TDB)との連携を強化し、TDBが有する100万件を超える企業情報がSansan上にデータベースに掲載されるようになる。同機能は2022年6月をめどに標準搭載を予定している。

  • 「Sansan」はコンセプトを刷新する

新機能により、産業分類、売上、従業員数、資本金などの企業情報を、接点のあるなしにかかわらず閲覧して、CSVファイルの形式でダウンロードすることが可能になる。

また、企業が運用するウェブサイト上の問い合わせフォームとSansanを連携した機能「スマートフォーム」を、2022年5月に提供を開始する予定。同機能は、氏名や会社名、メールアドレス、電話番号など、フォームに登録された顧客情報のSansanへの登録を可能にする。

さらに、外部システムへの連携・統合を可能にすることで、データの活用シーンが拡大する。具体的には、「Sansan Data Hub」のデータ統合機能によって生成された、精緻化、リッチ化されたデータを手間なくSalesforce、Marketo、SATORIといったCRM・SFA、MAツールと連携させたマーケティングが可能になる。

なお、Sansanは「営業DXサービス」へとコンセプトを刷新するとともに、サービスタグラインも「名刺管理から、営業を強くする」から、「営業を強くするデータベース」へと刷新する。

  • 新UIイメージ