両備システムズは4月11日、サイボウズが提供する業務アプリ構築サービス「kintone」で作成した業務アプリと連携可能なWebフォーム作成サービスとして、「Bridge over for kintoneフォーム」(以下、Bokフォーム)の提供を開始すると発表した。
同サービスにより、Webフォームの作成および公開と「kintone」と連携した情報登録が可能になる。さらに同サービスは、WebフォームをインターネットとLGWAN(Local Government Wide Area Network:総合行政ネットワーク)環境の両方に公開できるとのことだ。
現在の自治体では、コロナ禍を受けた「新たな日常」に対応するためのデジタル化の推進が求められており、特に行政手続きのオンライン化や、業務のペーパーレス化、テレワークなど新しいワークスタイルへの変革への対応について高い関心が集まっている。
一方で、各自治体で定められた情報セキュリティポリシーやネットワークの安全性確保の観点から、「kintone」と連携するWebフォームサービスをLGWAN環境で利用できない点が課題だったという。こうした背景を受けて、両備システムズはデータを「kintone」に自動的に入力するための仕組みをBokの新機能として提供開始する。
同サービスは「kintone」のデータ項目自動生成機能により、「kintone」と連携したWebフォームを簡単に作成可能だ。WebフォームはインターネットとLGWANのどちらにも公開可能な上、Webフォーム回答時の認証機能(ID/パスワード)はユーザ数は無制限だ。なお、提供開始時期は2022年5月を予定している。