ハッカー集団「Anonymous」が依然としてロシアやロシアで活動する企業などを標的としたサイバー攻撃を続けている。Security Affairsは4月10日(現地時間)、「Apr 3- Apr 9 Ukraine – Russia the silent cyber conflictSecurity Affairs」において、4月3日から9日にかけてロシアのウクライナ侵攻に関連して行われたサイバーセキュリティインシデントのタイムラインを伝えた。
Security Affairsはハッカー集団「Anonymous」およびこの団体に関連するとされる団体の活動として、次のインシデントを取り上げている。
- ブチャに駐留しているロシア軍の個人情報流出。全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社(ВГТРК: Всероссийская государственная телевизионная и радиовещательная компания)からデータ窃取および流出 (参考「Anonymous targets Russian Military and State Television propagandaSecurity Affairs」)
- ロシアの伐採・木材製造会社Forest (Форес)、石油・ガス業界を専門とするエンジニアリング会社Aerogas、サンクトペテルブルク最大のオフィススペース/ビジネスセンターPetrofortnからデータ窃取および流出。政府系の監視カメラシステムへ侵入 (参考「Anonymous and the IT ARMY of Ukraine continue to target Russian entitiesSecurity Affairs」)
ウクライナ侵攻はいまだ収束する気配もなく、ハッカー集団「Anonymous」は今後も同様の取り組みを続ける可能性が高いものとみられる。