トランスフォーメーションクラウドを支援するGoogle Cloud
グーグル・クラウド・ジャパン 代表 平手智行氏は2021年度のグローバルにおける事業について「Google Cloudの案件総量が80%以上成長し、2000以上の製品と機能を発表した。2021年第4四半期時点で1ユーザーあたり平均で11製品以上を利用している」と振り返った。
同氏は、クラウドの利用はクラウドでスタートする「VMクラウド時代」、クラウドに移行する「インフラストラクチャクラウド時代」、全社的な変革を推進する「トランスフォーメーションクラウド時代」と変遷をたどっているという。
同社が提唱するトランスフォーメーションクラウドは「データクラウド(スマート)」「オープンクラウド(フリーダム)」「コラボレーションクラウド(コネクション)」「トラストクラウド(プロテクション)」の4つで構成している。
データクラウドは、活動や現象をデータで可視化して即時性と汎用性の高いDWH(データウェアハウス)と高度なAI、機械学習によりニーズに即応するとともに予測するほか、オープンクラウドはあらゆるアプリケーションを真のハイブリッド/マルチクラウド環境でオープンなアーキテクチャで実行する。
また、コラボレーションクラウドは組織やサプライチェーンを結び付けて生産性と創造性を向上し、トラストクラウドはシステム、ユーザー、データの保護と安全性を確保するためにセキュリティと信頼性を確保するというものだ。
これら4つの要素を組み合わせて、データの利活用、プロセスの自動化、アジリティの向上、総保有コストの削減、オープンソース、スケーラビリティを企業に提供し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していくという。