米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は4月6日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Firefox, Firefox ESR, and Thunderbird|CISA」において、FirefoxおよびThunderbirdに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox 99 — Mozilla
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox ESR 91.8 — Mozilla
- Security Vulnerabilities fixed in Thunderbird 91.8 — Mozilla
脆弱性が存在するとされるプロダクトは次のとおり。
- Firefox 99よりも前のバージョン
- Firefox ESR 91.8よりも前のバージョン
- Thunderbird 91.8よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Firefox 99
- Firefox ESR 91.8
- Thunderbird 91.8
脆弱性のいくつかは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。
Firefoxはメニューから「Firefox について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってFirefoxを再起動すること でバージョンアップが適用される。
Thunderbirdはメニューから「About Thunderbird」を選択することでバージョンを確認することができる 。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってThunderbirdを再起 動することでバージョンアップが適用される。