SCREENホールディングスは4月6日、同社子会社のSCREENファインテックソリューションズが三菱商事RtMジャパンと提携し、燃料電池の部材の1つであるイオン交換膜、触媒層、ガス拡散層から構成される「膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)」の量産事業を開始したことを発表した。

SCREENは2013年より燃料電池MEAの量産技術の開発を開始。電解質膜に電極触媒を直接塗工し乾燥させる技術開発に成功するなどを経て、小規模生産を実施。今回の提携を機に、SCREENの燃料電池MEAの製造技術を活用し、事業子会社であるSCREENラミナテック(LMT)が燃料電池MEAの量産を、三菱商事RtMが国内外に向けた販売をそれぞれ担当して事業を進めていくとしている。

今後、SCREENでは、燃料電池MEAの量産実績を重ね、MEA製造におけるグローバルなリーディングカンパニーを目指すとしている。