米国半導体工業会(SIA)は4月5日(米国時間)、2022年2月の半導体市場規模(3か月移動平均)が前年同月比32.4%増、前月比3.4%増の525億ドルとなったことを発表した。
2月における各地域・国別の市場動向は、米州が前年同月比43.2%増、前月比3.0%減。アジア太平洋(主に韓国・台湾)が前年同月比41.4%増、前月比18.6%増。欧州が前年同月比29.4%増、前月比1.4%増。中国が前年同月比21.8%増、前月比2.3%減。日本が前年同月比21.6%増、前月比1.3%減となっている。
SIAのプレジデント兼CEOであるJohn Neuffer氏は「2月の半導体売上高は1月に引き続き堅調で、11か月連続で前年同月比20%以上の増加を続けている。特に、米州が引き続き他の地域や国を上回り、高い成長率を記録した点が注目される」と述べている。
なお、世界半導体市場統計(WSTS)は、2022年の半導体市場を前年比8.8%増、市場調査会社のOmdiaは同4.4%増とそれぞれ予測しているが、閑散期である1月および2月に高い成長率を示しており、この傾向が今後も継続するとなると、いずれ上方修正する必要が出てくるだろう。