シスコシステムズは4月6日、世界30カ国の約60,000人の就業者を対象とする、自宅のブロードバンド接続、品質、利用状況に関するグローバル調査の分析結果を発表した。調査は2021年12月に終了した。
それによると、調査対象者の75%が、ブロードバンドサービスをハイブリッドワークに適応させ、大幅に改善する必要があると回答し、さらに、今後12カ月でインターネットをアップグレードしたいと考えている人は43%だったという。
また、76%の人が高速で安定したインターネットサービスが国の経済成長を推進できると考え、75%の人が、充実した教育や十分な情報にアクセスするためには、質の高い接続が欠かせないと考えているという
以下日本に焦点を当てると、ハイブリッドワークの半数以上の人(54%)が、全国的に広がる新たな働き方に対応していくためには、デジタルネットワークの大幅な改善が必要だと回答。
一方で59%の人は、信頼性の高い高速なサービスをすべての人に提供していくため、接続を全国的に改善すべきだとしている。
より安全なブロードバンドサービスにお金をかけてもよいと答えたのは4人に1人以下(23%)で、61%の人は、安全で高速で信頼性の高いサービスをあらゆる公共の場で利用可能とすべきだと回答。
さらに、10人中1人以上(11%)の就業者が、今後12カ月で自宅のインターネット利用が拡大すると考え、大半の人(65%)は、利用状況が変わらないと予想している一方で、サービスのアップグレードを予定している人は14%にとどまったという。