米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は4月4日、「CISA Officially Designates April as Emergency Communications Month」において、4月を正式に「緊急通信月間(Emergency Communications Month)」に指定することを発表した。
同期間は、緊急時の通信インフラに関する課題に焦点を当て、利害関係者のパートナーシップの強化や緊急通信におけるサイバーセキュリティの役割の促進などにより重点的に取り組んでいくという。
CISAでは、日頃より「緊急通信ミッション(Emergency Communications Mission)」を通じて緊急時の通信に関する課題に取り組んでいる。緊急通信ミッションは、9.11およびハリケーンカトリーナの災害時に直面した通信の課題に対応するため設立されもので、政府および業界のパートナーによる緊急時の通信インフラの構築・強化を支援している。
今回、CISAが4月を緊急通信月間に指定したのは、「緊急通信の重要な役割を強調するため」だと説明されている。この1カ月を通じて、「CISAの使命における緊急通信の役割、緊急通信におけるサイバーセキュリティの役割、および関連機関がその目標を達成するのを支援する上でパートナーシップと利害関係者が果たす役割に焦点を当てる」とのことだ。