双日グループで金属3Dプリンタの製造・技術サービスを行う日本積層造形(JAMPT)と、樹脂3Dプリンタでの試作から量産まで行うクリモトは、金属3Dプリンティングに関する製造・技術サービス事業における将来的な資本・業務提携に向けて、2022年4月から共同で営業・受注・製造を開始したと4月5日に発表した。

クリモトは1999年より樹脂3Dプリンタ(光造形や粉末造形)を含む最新鋭の設備を導入、試作品・試作金型の製作に取り組み、最近では自動車分野を中心に、少量産にも対応できる体制を整えてきた。

一方のJAMPTでは、欧米市場と比べ遅れている日本国内での金属3Dプリンティング技術の普及と発展を目指して、幅広い金属材料と金属3Dプリンタでの製造・技術サービスを提供する取り組みを進めてきた。

今回の協業により、国内では開発・試作段階から量産段階へと進みつつある樹脂3Dプリンティング技術の利活用モデルを、金属3Dプリンティング技術にも適用し、試作・開発段階から、実用化、量産化に向けた技術課題に対し、両社のネットワークや知見・ノウハウを共有化することで、顧客・ユーザー企業向けに製造・技術サービスを展開することを目指すとしている。