凸版印刷は4月4日、流通小売業向けに提供しているデータベース「PROMO CORE」を導入可能なクラウドシステム「PROMO CORE for cloud」の提供を開始した。
「PROMO CORE for cloud」および「PROMO CORE」は、商品/販促情報を一元管理し、効率的に販促物の制作・管理・効果測定するためのデータベース。
これまでの販促実績とSNSでの口コミ情報などを一元管理することで、販売計画を立てる段階での予測精度を向上させるほか、販促活動に用いた原稿データ情報を一元管理/活用することで、制作時における情報認識の齟齬によるムダやミスを削減する。
さらに、「PROMO CORE for cloud」および「PROMO CORE」のデータと、凸版印刷が提供している販促サービス「未来のチラシ」と組み合わせることで、価格以外での訴求点づくりや消費者属性に合わせた販促活動を簡単に実施することが可能だという。
凸版印刷は今後、幅広い地域の流通小売業向けに「PROMO CORE for cloud」の展開を進め、2025年までに80社の導入を目指すという。同社は「PROMO CORE for cloud」および「PROMO CORE」をもとに、商品に紐付く購買情報や生活者発信情報をはじめとするマーケティングデータの整備など、合理的な商品情報のサプライチェーンを目指す「スマートSCM構想」を推進していく構えだ。