Check Point Software Technologiesは3月28日(米国時間)、「Resurgence of Increased Cyber Attacks on both Russia and Ukraine, a month into the war - Check Point Software」において、ロシアのウクライナ侵攻後、世界的にサイバー攻撃が16%増加したと伝えた。サイバー犯罪者はこの時事をあらゆる方面から悪用しようとする一方で、以前からのサイバー攻撃も大量に継続しているとの推測が示されている。
Check Point Software Technologiesが報告している主な内容は次のとおり。
- 2022年2月24日の開戦から1ヶ月でロシアとウクライナはそれぞれサイバー攻撃が10%および17%増加した
- ウクライナは1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて39%増加、先週と比べて17%増加した
- ロシアは1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて22%増加、先週と比べて10%増加した
- 日本は1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて3%増加、先週と比べて13%増加した
- アフリカでは1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて7%増加、先週と比べて2%増加した
- アジア太平洋では1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて16%増加、先週と比べて2%増加した
- アジア太平洋では1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて16%増加、先週と比べて2%増加した
- ヨーロッパでは1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて18%増加、先週と比べて5%減少した
- ラテンアメリカでは1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて13%増加、先週と比べて6%減少した
- 北米では1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて14%増加、先週と比べて5%減少した
- 世界における1組織あたりの週平均攻撃回数が開戦前と比べて16%増加、先週と比べて2%減少した
地域ごとに増加幅の違いはあるが、全体としてサイバー攻撃が増加傾向にあることがわかる。サイバー犯罪者が従来のサイバー攻撃を継続しつつ、ロシアのウクライナ侵攻を悪用したサイバー攻撃をさらに加えている状況が見える。