ユーグレナは3月29日、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「血液型 都道府県ランキング」を公開した。
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について、300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて、結果を提供するサービス。
今回、同サービスの利用者の中から2万人以上のゲノムデータを用いて、2つの遺伝子型(「SNP:rs8176746」と「SNP:rs8176719」)を解析し、血液型を分類した。遺伝子解析では、一般的なABO血液型検査ではわからない6つの血液型(AA、AO、BO、BB、OO、AB)を調べることができる。
今回の調査では、A型、B型、O型、AB型の4つの血液型に分類し、それぞれに該当する人の推定割合を都道府県別に算出し、数値化した。
A型の人の割合が相対的に高い都道府県の第1位は鳥取県となった。これに、熊本県、滋賀県、長崎県、岡山県が続いており、上位には九州や中国、近畿エリアなど西日本の県が多くなった。
B型の人の割合が相対的に高い都道府県の第1位は宮城県だった。これに、山形県、和歌山県、青森県、岩手県が続いており、東北エリアの県が上位を占めた。
O型の人の割合が相対的に高い都道府県第1位は岩手県となった。これに、島根県、福井県、佐賀県、秋田県と続いている。O型はA型やB型のように特定エリアに偏りは見られない。
AB型の人の割合が相対的に高い都道府県第1位は高知県で、以下、石川県、鹿児島県、群馬県、鳥取県という結果になった。AB型もO型と同様に、特定のエリアに偏りは見られない。