Security Affairsは3月25日(現地時間)、「Anonymous leaked 28GB of data stolen from the Central Bank of RussiaSecurity Affairs」において、ハッカー集団「Anonymous」がロシア中央銀行から3万5,000の文書を窃取したこと、および、関連グループ「Black Rabbit World」がロシア中央銀行から28GBのデータを窃取して流出させたと伝えた。3万5,000のファイルも48時間以内に流出させるという説明が行われているという。

ハッカー集団「Anonymous」は、窃取した文書にはロシアの経済に関する機密事項が含まれていると主張している。

Security Affairsは、流出したデータが本物であった場合、今回のデータ流出はロシア政府に対してハッカー集団「Anonymous」が仕掛けた現在進行中のサイバー攻撃において、ロシアがウクライナに侵攻を開始して以来の最大の攻撃になる可能性があると指摘している。

またSecurity Affairsは、中央銀行は国の経済政策を定めるほか、国の通貨を管理し、物価を安定させ、地方銀行を監督するなど重要な役割を担っていると説明するとともに、中央銀行へのサイバー攻撃はその国の政治に大きな影響を与える可能性があると指摘している。また、流出したデータを分析するために多くの作業を行う必要があるとの言及も行っている。