Microsoftは3月24日(現地時間).NET Blog「.NET 5.0 will reach End of Support on May 08, 2022」において、「.NET 5.0」が2022年5月8日をもってサポート終了を迎えるため、その前に.NET 6.0にアップデートする必要があると警告している。

  • .NET 5.0 will reach End of Support on May 08、2022 - .NET Blog

    .NET 5.0 will reach End of Support on May 08, 2022 - .NET Blog

現在、Microsoftは.NETについて1年に1度のメジャーアップデートをリリースする方針を採用している。サポート期間は、奇数バージョンについてはリリースから18カ月間または次のバージョンのリリースから6カ月のいずれか長いほうで、偶数バージョンについては長期サポート(LTS)バージョンに位置付けられリリースから3年間とされている。

.NET 5.0は2020年11月にリリースされたが、奇数バージョンであるため18カ月経過する2022年5月8日がサポート終了期限となる。サポート終了後も.NET 5.0を使用したアプリケーションの実行は可能だが、以降はセキュリティ修正を含むすべてのアップデートを受け取ることができなくなるため注意が必要だ。

5月以降も.NETを使い続ける場合は、後継バージョンにあたる.NET 6.0へアップデートすることが推奨されている。.NET 6.0は2021年11月にリリースされたが、LTSバージョンにあたるため2024年11月までのサポートが約束されている。

Visual Studio 201916.11およびVisualStudio 2019 16.9は、2022年6月のサービス更新以降は.NET5.0コンポーネントがサポート対象外に変更され、オプションのコンポーネント扱いになるという。なお、.NET 5.0 SDKについては、.NET Core 3.1のサポートが終了する2022年12月までは引き続きサポートされるとのことだ。