アドビは3月24日、東京都教育委員会が全都立学校で「Adobe Creative Cloud Express」の導入を行ったことを発表した。

今回の導入は、GIGAスクール構想が推進される中、デジタルを活用した表現力、コミュニケーション力の養成のための学習環境充実策のひとつとして実施されるもので、全世界で小中高校向けに無償提供されている「Adobe Creative Cloud Express」を活用し、クリエイティブ能力と実社会につながる技術の育成を目指し採用が決定された。Adobe Creative Cloud Expressは、グラフィック作成、Webページ制作、動画作成の3つの機能を活用できるクリエイティブツールで全世界の小中高校に無料で提供されている。米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に準拠しており、画像や動画のセーフサーチ機能なども搭載する。

2022年4月より、都立学校の生徒児童約16万人と教職員約2万人が学校や自宅のデバイスでクリエイティブツールを活用できるようになる。