NTTテクノクロスは3月24日、企業の健康経営活動の推進やウェルビーイングの実現を支援するソリューション群の展開を開始すると発表した。
シリーズの第1弾として、従業員の就労データと健診データを組み合わせて分析し、潜在的な健康経営課題の可視化を支援する「HM-viewer(エイチエム ビューワー)」を4月15日から提供開始する。
同ソリューションは就労データと健診データの一元管理に加えて、専門知識を持たなくてもデータを分析できるメニューを提供し、健康経営の課題抽出を支援するとのことだ。年間利用料は10ユーザーのライセンスを含めて37万8000円から。
同社は今後のシリーズ展開について、「健康経営課題の抽出」のみならず「施策の検討・実施」や「経営効果の検証」に資するため、健康リスクや健康施策が経営にもたらす効果の可視化、プレゼンティーズム(何かしらの疾患や症状を抱えながら出勤し業務遂行能力や生産性が低下している状態)の分析、アブセンティーズム(病欠および病気休業)の分析など、さまざまなソリューションと機能の拡充を予定している。
加えて、それらのデータを活用して従業員や組織の行動をより良く変容させるような支援メニューの開発も進める予定だ。同シリーズは同社が展開するほかのヘルスケア関連製品とも連携し、NTT研究所の先端技術を活用しながら従業員のウェルビーイング実現に貢献するとしている。