Googleは3月24日、日本のYouTubeにおいて、一部の医療/健康に関する検索や動画を対象とした新機能の提供を3月25日より順次開始すると発表した。

新機能により、特定の医療/健康に関するトピックを検索すると、信頼できる情報源として認定された医療機関/政府機関が提供する動画を集めた「医療/健康情報セクション」が先頭に表示されるようになる。また、それらの動画の下部には、信頼できる情報源であることを示す「医療/健康情報パネル」が表示される。

  • 左:医療/健康情報セクション、右:医療/健康情報パネル

これらの機能は米国で昨年、すでに提供開始されており、日本は2カ国目の提供開始国となる。

信頼できる情報源の特定にあたり、米国ではNAM(National Academy of Medicine:全米医学アカデミー)が招集した専門家パネルが作成した原則/定義を使用。日本では、京都大学大学院医学研究科 医学/医科学専攻医療情報学分野および社会健康医学系専攻健康情報学分野が、NAMが作成した原則・定義を確認している。

発表に先立って行われた記者説明会では、YouTube ヘルスケア&パブリックヘルス ディレクター兼グローバルヘッド ガース・グラハム(Garth Graham)氏が登壇。質の高い医療/健康情報を提供するためにYouTubeが進める取り組みについて説明した。

  • Garth Graham氏

    YouTube ヘルスケア&パブリックヘルス ディレクター兼グローバルヘッド ガース・グラハム(Garth Graham)氏