「駅すぱあと」を展開するヴァル研究所は、以前より行ってきた鉄道応援プロジェクトを新たに「YELL for 交通JAPAN」として再始動することを発表。手始めにアルピコ交通の鉄道上高地線復旧の寄付金支援活動をFacebookやTwitterで2022年3月22日から6月22日まで実施する。

交通系情報サービスを展開する同社にとって公共交通機関の正常な運行は、サービスの継続的な運営を行う上で重要な要素の一つ。同社は2015年から2017年まで「YELL for 鉄道JAPAN」として、豪雨災害により運休していた「JR 只見線」、運行継続かどうかで話題となる「銚子電鉄」、熊本地震で被害を受けた「南阿蘇鉄道」などの支援活動を行ってきたが今回、多様化するモビリティサービスを踏まえて鉄道以外を含む様々な公共交通機関を応援する「YELL for 交通JAPAN」として再始動する。

第一弾プロジェクトとして昨年8月の豪雨の影響で橋りょうが破壊され一部、代行輸送が行われているアルピコ交通 鉄道上高地線の応援として寄付活動を展開。3月22日から6月22日までの期間、特設サイトに設置されたボタンを押して、FacebookやTwitterで1シェアにつき5円をヴァル研究所が上高地線へ寄付する活動を展開する。上高地線は、豪雨の影響で西松本駅から渚駅間の田川が増水し橋脚部分が被災、現在まで復旧作業が行われてきたが、作業が完了し3月25日より全線運行開始が発表されている。寄付金はコロナ禍での影響や復旧工事費用などで業績が厳しい同線の運行継続のため活用される。