ウェザーニューズは3月23日、省電力化した新型の法人向け高性能気象IoTセンサー「ソラテナ(Ver.2.0)」の販売を同日より開始すると発表した。「ソラテナ」は、気温、湿度、気圧、風向、風速、照度、紫外線、雨量の8要素を1分ごとに観測可能な気象観測機だ。

同製品のリニューアルにあたって、消費電力を従来品と比較して70%削減し、1カ月あたりの電気代を12円に抑えたという。さらに、市販の太陽光パネル用の電圧(DC5VとDV12V)にも標準対応となり、電源として太陽光パネルを用いることでさらなる省エネルギーも見込める。

  • リニューアルした「ソラテナ(Ver.2.0)」

近年、気象情報や観測データをビジネスの課題解決に取り入れたいという企業の声が高まっているという。また、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスの発達に伴って、安価でリアルタイムに現場の観測データを入手したいという需要も高まっているとのことだ。

こうした背景を受けて同社は、企業の気象データと最新技術の活用を支援する「WxTech(ウェザーテック)」サービスの一環として、気象IoTセンサー「ソラテナ」の法人向け販売を2020年9月に開始した。

同製品は専用のWebサイトを使用することで、スマートフォンなどから1分ごとの最新データをチェックしたり、パソコンから1日分または1か月分の観測データをCSVファイルでダウンロードしたりできる。

  • 「ソラテナ」専用Webサイトと、可視化したデータのイメージ