パロアルトネットワークスは3月22日、次世代ファイアウォール(NGFW)・セキュリティサービス向けソフトウェアの最新版「PAN-OS10.2 Nebula」を日本市場で提供開始すると発表した。
同ソフトの目玉は、AIとディープラーニング技術にクラウドコンピューティングを用いることで、パフォーマンスを損なわずに「オフライン」でなく「インライン」で分析する、新たな侵入防止システム(IPS)が追加された点。
インラインディープラーニングを用いることで、ゼロデイ脅威をリアルタイムで収集・分析・解明。これにより、従来製品と比べて防御処理速度が6倍向上し、回避型の脅威を48%多く検出できるという。
また、AIOps(パロアルトネットワークスの10番目のセキュリティサービス)が追加された。AIOpsは機械学習を用いて、次世代ファイアウォールの障害発生を影響が及ぶ前に予測を行うほか、6,000件を超える導入環境からのテレメトリを使用してベストプラクティスを継続的に推奨し、セキュリティ体制全体を改善する。
そのほか、DNSセキュリティやURLフィルタリング、IoTセキュリティ、その他の関連するセキュリティサービスも強化されている。