ラックは3月22日、企業や組織のサイバーセキュリティ対策に不可欠な脆弱性診断をより快適かつ効率的に実施するためのセキュリティ診断の新サービスブランド「DiaForce(ディアフォース)」を立ち上げることを発表した。

同ブランドは4月1日より、「DiaForce Webアプリケーション診断 安全点検パック」と「DiaForce Webアプリケーション診断 エクスプレス」の2サービスの提供を開始する。

  • ラックの新サービスブランド「DiaForce」

今回DiaForce Webアプリケーション診断として提供を開始する「安全点検パック」および「エクスプレス」は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)とRPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)を使った自動診断ツールによって、セキュリティ診断の専門家によるWebアプリケーション診断のプロセスを自動化するサービス。

DiaForce Webアプリケーション診断は、専門家が行っていた作業をAIとRPAにより再現しているため、短期間での診断が可能だ。従来は診断開始から結果報告受領まで7営業日以上かかっていた期間が、最短4営業日まで短縮できるとのことだ。さらに、一度の診断で最大54画面まで対応可能であり、表面的には見えていない範囲も含めて網羅的な診断が可能である。

また、同サービスは定額料金で提供するため、費用負担を軽減できるとともに、診断にかかる予算の管理も容易になる。加えて、安全点検パックでは、診断報告書のみならず診断結果に基づいた専門家によるセキュリティ対策の改善アドバイスも提供する。

名称 診断範囲 提供価格 診断期間 特徴
安全点検パック 自動:50画面遷移
手動:3~4画面遷移
80万円(定額) 最短4営業日 ・自動診断ツールによりWebサイトの調査と把握
・手動診断によるWebアプリケーション固有の脆弱性の調査と把握
・診断結果報告書の提供と脆弱性対策のアドバイス
エクスプレス 自動:50画面遷 30万円(定額) 最短2営業日 ・自動診断ツールによりWebサイトの調査と把握
・診断結果報告書の提供