日本テラデータは3月22日、同社のCDP(カスタマーデータプラットフォーム)である「Teradata Vantage」と、ヤフーが提供する「Yahoo! JAPAN」の広告サービスである「Yahoo!広告」を連携したことを発表した。

今回の両社の連携により、Yahoo!広告のターゲティング広告配信をTeradata Vantageの配信チャネルとして活用できるようになった。これにより、Yahoo!広告の広告配信やオウンドメディアなどさまざまなチャネルでのマーケティング活動を一元管理できるようになるほか、既存顧客の購買行動や各チャネルでの行動といったファーストパーティーデータの分析結果を基にして、より高い効果が見込めるターゲットに対してYahoo!広告を配信可能となる。

また、メルマガをはじめとするオウンドメディアにYahoo!広告の広告配信を組み合わせ、パーソナライズしたアプローチによる既存顧客の掘り起こしにもつなげられる。さらに、ランディングページのパーソナライズにYahoo!広告の広告配信を組み合わせたアプローチにより、カスタマーエクスペリエンスの向上も狙えるとのことだ。

  • Teradata VantageとYahoo!広告の連携によるデータ活用のイメージ

Teradata Vantageは実店舗やコールセンター、Webなどあらゆるチャネルから取得可能なデータを統合し、AI(Artificial Intelligence:人工知能)や機械学習などを用いて分析することで、詳細な顧客情報の取得を可能とするカスタマーデータプラットフォームだ。マルチクラウドおよびハイブリッドクラウド環境にも対応し、データのサイロ化解決に寄与するとしている。