西日本旅客鉄道(JR西日本)は3月16日、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)駅」の地下駅と地上部での新駅ビルを共創フィールドとして新たな価値創造へ挑戦する「JR WEST LABO」を始動することを発表した。

  • 「JR WEST LABO」イメージイラスト

    「JR WEST LABO」イメージイラスト

「JR WEST LABO」では、駅の強みであるリアルの拠点性を活かし、OMOやバーチャル空間等の接点を組み合わせることで、駅を中心としたデジタルとリアルが融合する空間をを提供。イノベーションによるロボットやアバター等の技術を活用することで多様な人財が活躍できるフィールドを整備するほか、省エネルギーや緑化といったCO2排出削減をはじめとする地球環境保護への貢献するとしている。

  • 「うめきた(大阪)駅」イメージパース(左:コンコース階、右:ホーム階)

    「うめきた(大阪)駅」イメージパース(左:コンコース階、右:ホーム階)

また、「イノベーションの実験場」として様々なパートナーとの共創し、新たな価値創造に挑戦するという。JR西日本は「JR WEST LABO」のフィールドにおいて同社グループのアセットを活用した実証実験を希望するパートナーを募集するという。

  • 「うめきた(大阪)駅」外観イメージ(大阪ステーションシティ ノースゲートビル側より)

    「うめきた(大阪)駅」外観イメージ(大阪ステーションシティ ノースゲートビル側より)

なお、「JR WEST LABO」の中心地となる「うめきた(大阪)駅」の地下部分では、デジタル技術を活用したインタラクティブな空間や、One to Oneのデジタル案内、フルスクリーンホームドアなどの技術やサービスを新たに導入。地下駅直上部では、大阪駅周辺のターミナル機能を向上させる駅前広場を整備し、駅前広場の隣接部にはみどり豊かな新駅ビルが誕生する。併せて、JR大阪駅方面とうめきた2期地区を連絡デッキで結ぶことで、うめきた2期エリアの玄関口になるということだ。

 

「JR WEST LABO」イメージ動画