三重県多気郡明和町の竹神社で3月18日に行われる満月参りに合わせて、花手水をモチーフとした御朱印(ごしゅいん)デザインのNFT(Non-Fungible Token)を無料配布する実証実験が行われる。

竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFTのイメージ画像(同社資料より)

竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFTのイメージ画像(同社資料より)

実証実験は、ブロックチェーン技術を活用したビジネスを推進するHAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)チームと博報堂行動デザイン研究所、NFTサービスの開発を行うCryptoGames社、明和観光商社と共同でリアルとデジタルを融合させた観光施策の一つとして実施される。3月18日竹神社で行われる満月参りの日に参拝し、紙の御朱印を希望する人に渡されるQRコードから、竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFTを無料で得られる(配布時間は10時から19時まで)。当日は、17時から20時まで同社の名物の花手水舎がライトアップされ、月の市が開催されるなど観光客で賑わう。

HAKUHODO Blockchain Initiativeは、博報堂のブロックチェーン技術を活用したビジネス・サービス開発を推進するプロジェクトで各社とパートナーシップを結び、様々なサービスに取り組んでおり、これまでにも職場コミュニティ活性化アプリ「PRAISE CARD」、デジタルコンテンツの著作権保護サービス「C-Guardian」などを発表している。今回の実証実験では、CryptoGames社のNFT配布ソリューション「NFT Airdrop」が活用されている。同社は、ブロックチェーン技術を活用したゲームやNFTサービスを展開するベンチャー企業で、ブロックチェーンカードゲーム「クリプトスペルズ」やNFTショップを構築できるサービスの開発・運営を行っている。