Microsoftは現地時間2022年3月16日、デスクトップ版のMicrosoft Excel(以下、Excel)に14種類の関数を追加した旨を公式ブログを発表した。Windows版はバージョン16.60(ビルド22030400)以降、macOS版はバージョン 2203(ビルド15104.20004)以降で利用できる。セル内の文字列を操作する関数として、空白(スペース)などの区切り文字による分割前の文字列を返す「TEXTSPLIT」や、分割後の単語を返す「TEXTAFTER」、区切り文字で文字列を行・列で分割する「TEXTSPLIT」が加わった。
2019年以来の配列操作機能は、配列を縦に積み重ねる「VSTACK」と横に積み重ねる「HSTACK」を追加。さらに配列を1行として返す「TOROW」、配列を1列として返す「TOCOL」、行配列を2次元的にラップする「WRAPCOLS、ラップ対象を列配列として扱う「WRAPROWS」が加わる。
巨大な配列を扱うための関数として、指定した配列の位置を返す「TAKE」、指定範囲を削除する「DROP」、指定行を返す「CHOOSEROWS」や列を返す「CHOOSECOLS」、配列を指定領域に展開する「EXPAND」を用意した。