セブン銀行は3月16日、システム基盤を刷新し、日本マイクロソフトが提供するパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」と野村総合研究所(NRI)が提供する国内データセンター2カ所への移行を3月13日に完了したと発表した。
今回、2021年5月に策定した中期経営計画の成長戦略として掲げる「事業領域の拡大」を実現するため、システム基盤の刷新を行ったという。2カ所のデータセンターとクラウドサービスによるシステム構成により、サービス創出の俊敏性を高めるとともに、安全で障害に強いシステム基盤を実現できたという。
あわせて、「環境負荷の低減」を実現するため、すべての使用電力を再生可能エネルギーで調達しているNRIのデータセンターと、再生可能エネルギーの利用をはじめ、データセンターの設計、建設、運用における CO2 排出量の削減、冷却用の水の使用量の大幅な削減など、持続可能性に配慮した Microsoft Azure を併用し、CO2 排出量の完全ゼロ化を目指す。
加えて、マイクロソフトのクラウド利用に伴う二酸化炭素の排出を把握、追跡、分析、削減できるように支援する「Emissions Impact Dashboard for Azure」を活用して、CO2 排出量の可視化や分析を通じて、実効的な取り組みを進める。