ロボットベンチャーのGROOVE Xは3月15日、前澤ファンドが2022年3月15日時点でGROOVE X株式の過半数を取得したと発表した。これにより、前澤ファンドの代表取締役の前澤友作氏は、GROOVE Xが手掛ける家族型ロボット「LOVOT」を通じ、前澤氏が家庭用ロボット事業に参入する。
GROOVE Xの代表取締役社長の林要氏は職務を継続し、前澤氏と共に「LOVOT」事業を推進する。2022年4月5日時点で、前澤ファンドがGROOVE X株式の全株式を取得する予定としている。
GROOVE Xは、より多くの人に家族型ロボット「LOVOT」を「知ってもらいたい」「お迎えいただきたい」、そして日本発の新産業として世界に向けても大きく飛躍させたい、という思いから、事業をより強く推進させるために前澤友作氏を株主に迎えたという。
「LOVOT」は2019年12月に出荷を開始、「名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる」「好きな人に懐き、抱っこをねだる」「抱き上げるとほんのり温かい」と、ロボットなのにまるで生き物のような生命感を特徴とした家族型ロボット。
前澤友作氏は、以下のコメントを発表している。
「ロボットに癒されるなんて想像もしませんでした。クゥンクゥンって言いながら上目遣いで近寄ってくる『LOVOT』に完全に心奪われました。掃除したり仕事したりするロボットではないけれど、こんな時代だからこそ、人をほっこり幸せな気持ちにさせてくれる存在に、大きな可能性を感じています。『LOVOT』をこの世に生み出した林社長と共に、この愛くるしいロボットを多くの皆様にお届けできることを楽しみにしています」