NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は3月14日、NVIDIAが開発した、3Dデザインにおける共同作業と正確なリアルタイムシミュレーションを実現する3D開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse Enterprise」(以下、「Omniverse Enterprise」)の提供を開始すると発表した。

同プラットフォームは、場所や環境を問わずにリアルタイムな共同作業が可能であり、高精細なシミュレーションやXR機能を提供する、仮想空間のための開発プラットフォームだ。複数のソフトウェアスイートで作業する3Dデザインチームが、共有された仮想空間内で複数の端末からリアルタイムに編集できる環境を実現できるという。

  • 「Omniverse Enterprise」を使用した作業のイメージ

また、汎用的な3Dシーンフォーマットである「Universal Scene Description」に対応しているため、異なった3Dデザインアプリ間でのデータ互換も可能となる。メディア、エンターテイメント、建築デザインなどでの活用が期待されるほか、製造業や自動車産業におけるデジタルツイン開発のための仮想世界シミュレーションプラットフォームとしての利用も見込めるとしている。

NTTPCでは、「Omniverse Enterprise」で共同作業を行うためのGPUサーバをはじめ、データセンターやネットワークに至るまで、各社に適したインフラをトータルで提供するとのことだ。