現在、Windowsのエクスプローラーにはタブ機能が提供されていないが、これは何年も前から多くのユーザーが望んでいる機能の一つと言えるだろう。そのエクスプローラーのタブ機能がついに実現するかもしれない。Betanewsに掲載が3月10日(米国時間)、Microsoftがプレビュー版Windows 11の最近のアップデートで、エクスプローラーにタブ機能を追加したことを伝えている。
Microsoftは3月9日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview Build 22572を、InsiderプログラムのDevチャネル向けにリリースした。このリリースの新機能としては「Microsoftファミリー」と「Clipchamp」という2つのアプリが追加されたことが伝えられているが、隠れたアップデートにエクスプローラーのタブ機能が含まれていることが、開発者のRafael Rivera氏によるTwitterへの投稿で明らかになった。
この新機能はまだプレビュー段階であり、有効にはされておらず、公式には有効にする設定も用意されていない。このような非表示の機能を有効にするには、外部のツールを利用して設定を変更する必要がある。エクスプローラーのタブ機能は「feature 34370472」として実装されているとのことで、Betanewsはこれを有効にする方法を解説している。
Windows 11 Insider Preview Build 22572を実行している状態で、「feature 34370472」を有効にした場合は、下図のようにエクスプローラーでもタブを追加して複数のフォルダを開くことができるようになる。