リコージャパンは3月11日、愛知県豊田市、豊田工業高等専門学校、豊田商工会議所と連携協定を締結したことを発表した。今後4者は、同協定に基づいて多様な分野で互いの資源やノウハウなどを連携し、地域産業の活性化を推進するという。
今回の連携協定により4者は、緊密な連携と協力のもとで製造業、建設業、運輸業など市内企業のデジタル化を推進する。相互の経営資源を最大限に有効活用することで、地域産業の活性化を図るとのことだ。
具体的な連携事項は、「豊田市DX(デジタルトランスフォーメーション)推進プラットフォーム運営に関すること」「デジタル技術の実装に向けた取組に関すること」「ローカル5Gを活用した実証機会の提供に関すること」「ビッグデータを活用した産業課題の解決に関すること」「テレワーク推進に向けた取組に関すること」「デジタル人材の育成・確保に関すること」「その他、DX推進に関すること」の7項目。
豊田市、豊田工業高等専門学校、および豊田商工会議所は平成24年から、地域企業の発展のために「ものづくり人材育成」「技術・経営相談」「新技術・新産業創出支援」に取り組んでいる。
また、リコージャパンは同社グループの国内販売会社として全都道府県に支社を設置し、地域密着型の事業を展開する。地域企業の経営課題や、業務課題解決のためのさまざまなソリューションをワンストップで提供することに加え、オフィス領域で培った課題解決力をもとに、同社グループが持つ技術力や環境対応へのノウハウを活用して地方創生や地域活性化を進めている。