Skyは3月10日、クライアント運用管理ソフトウェア最新版「SKYSEA Client View Ver.17.2」を同日より販売開始すると発表した。
「SKYSEA Client View Ver.17.2」では、PCの紛失・盗難時の情報漏洩リスクに備え、BitLockerによるドライブ暗号化を支援する機能を強化。また、ファイルの不正な持ち出し等を防ぐため、異なるネットワーク間でのファイルのやりとりをWebシステムで一元管理できるようにした。また、収集したログを他社製品で活用できる連携機能の拡張や、自社商品の名刺管理サービス「SKYPCE」をよりセキュアに利用できる連携機能を搭載した。
ドライブ暗号化では、BitLockerによるドライブ暗号化が無効になっているPCに対して、暗号化を促すメッセージ画面を自動で表示。ユーザーは、管理者が事前に行った暗号化設定に基づいてメッセージ画面上で暗号化を実行できる。
ファイルのやりとりの管理では、ネットワーク間でのファイル転送をWebシステムで管理でき、例えば、インターネットから分離された基幹系ネットワーク内のファイルを組織外で利用する場合に、システムでの申請・承認手続きを介して安全に持ち出すことができ、ネットワーク間のファイルのやりとりをシステムで一元管理できる。
ログ連携では、各種メーラーやWeb メールで送信したメールの本文をログとして記録し、CSV形式での出力が可能になった。また、これまでのテキストログに加えて、画面操作ログの録画データも指定した期間、PC上で一時的に保存できるように改善した。
そのほか、資産情報の変更状況が確認できる履歴データに保存期間を設定し、期間を過ぎたデータを自動で削除できるようにした。
名刺管理サービス「SKYPCE」との連携では、名刺の取り扱い状況をログで把握し、リスクを伴う操作をアラートで検知するなどの機能を提供する。
そのほか、以下の機能強化を行った。
・資産情報の定期バックアップ時に、古いデータを自動で削除
・バックアップログ閲覧時の検索速度を向上
・添付ファイルサイズが膨大なメールログでも安定して収集できるように改善
・申請・承認ワークフローシステムの操作性を各種改善
・サーバー移行時のデータのリストア手順を簡略化
・Microsoft Store版のFirefoxに対応
・自宅のPCから組織内のPCを遠隔操作できる「リモートアクセスサービス」オプションを追加<3月末リリース予定>