博報堂は3月9日、同社のコンサルティングチーム「HAKUHODO X CONSULTING(博報堂クロスコンサルティング)」より、企業ブランドのコミュニティ力を診断し改善案を提案する「コミュニティ力診断プログラム」の提供を開始した。
デジタル化の浸透もあり、共通の関心を持つコミュニティの存在がマーケティング活動においても注目されている。プログラムは、企業のブランド担当者に24の質問を行い、その結果から6つの指標により定量的に分析を行いコミュニティ力の診断する。診断結果から3つの最適なコミュニティタイプを提案し、対応すべき課題と発展するコミュニティ創出をサポートをする。
- 目指すべき未来の明確性を表す「未来志向力」
- 目指すべき未来への共感と信頼度を表す「求心力」
- ファンの数を表す「ファン力」
- 情報の開示指数を表す「オープン力」
- ユーザーの声への対応度を表す「傾聴力」
- ユーザーや他企業、団体との共創度を表す「実現力」
これら6つの指標をレーダーチャートで表示し、ブランドの強みと弱点を表示する。
診断結果より、それぞれ体験の共有を行う「体験共有コミュニティ」、事業や組織の継続的な運営と情報交換を目的に集まるコミュニティ「イノベーション共創コミュニティ」、新しい社会的価値などの創造を目的に集まるコミュニティ「パーパスドリブンコミュニティ」の3つのコミュニティタイプからの提案が行われる。同社は「HAKUHODO X CONSULTING」のコミュニティ創出や運営に関する数多くのプロジェクトを実践。事業変革・事業成長の鍵をブランドにフォーカスし"生活者発想で事業を変革する"「ブランド・トランスフォーメーション」を提唱している。