南海電気鉄道、南海フェリー、三井住友カード、QUADRA、ビザ・ワールドワイド・ジャパンは3月10日、和歌山港と徳島港においてVisaのタッチ決済による実証実験を25日から開始することを発表した。実証実験では、フェリー乗船口に専用読取端末機を設置し、乗船時に航路運賃を支払える。

  • 実証実験のイメージ

さらに、南海電鉄 和歌山港駅にVisaのタッチ決済の専用改札機を新設することで、利用者がシームレスに南海電車と南海フェリーを乗り継げる環境を整備する。乗継を利用した場合には、駅窓口または券売機で事前に乗船券やきっぷを購入することなく、「好きっぷ」と同様の割引が適用されるとのことだ(名称:スマート好きっぷ)。

  • Visaカードでフェリーに乗船できるようになる

利用時は、Visaのタッチ決済機能のあるカードやスマートフォンなどを乗船時に専用読取端末機へタッチすることで、当該航路の乗船運賃を精算する。実証実験では、特に海外で普及しているVisaのタッチ決済を一般旅客定期航路に導入する際の環境整備面における課題の抽出に取り組むという。

  • カード読み取り端末