米Veeam Softwareは3月9日(現地時間)、SaaS向けバックアップソフトの最新バージョン「Veeam Backup for Microsoft 365 v6」を提供開始すると発表した。
「Veeam Backup for Microsoft 365」は、2016年11月に初版をリリースしたMicrosoft 365向けのバックアップおよびリカバリソフトウェア。オンプレミス、ハイパースケールクラウド、サービスプロバイダなどあらゆる場所への安全なバックアップを行うとする。
最新バージョンのv6では、企業とサービスプロバイダー向けの自動化と拡張性、独自のポータルの構築・維持が不要になり、リストア処理時間の短縮を実現、リストアデータへの多要素認証(MFA)アクセスによるセキュリティ強化低コストのオブジェクトストレージにバックアップしているデータのセカンダリコピーを作成してリカバリの信頼性を確保——といった特長がある。
v6の新機能により、リカバリ要求時の負担が軽減されたことによる IT部門の作業時間短縮とバックアップの効率性が向上し、追加コスト削減を実現するとしている。
VeeamのCTO兼製品戦略部門シニアバイスプレジデントであるダニー・アラン氏は、次のように述べている。「Veeam Backup for Microsoft 365 は、前年比73%増の成長を記録し、850万人のユーザーが Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for BusinessおよびMicrosoft Teamsを含む Microsoft 365のデータの保護にVeeamを使用しています。Microsoft 365 を含むすべてのSaaSプラットフォームでは、企業は自社のデータを所有・管理し、またそれらを保護する責任を担っています。こうした背景から、より多くの企業がデータ管理とセキュリティの重要性を認識し、重要なビジネス資産を保護するためにVeeamを採用いただいていることが、Veeam Backup for Microsoft 365の成長につながっています」