米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は3月8日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates for Multiple Products|CISA」において、Adobeの複数の製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- Adobe Security Bulletin - Security update available for Adobe Photoshop | APSB22-14
- Adobe Security Bulletin - Security Updates Available for Adobe Illustrator | APSB22-15
- Adobe Security Bulletin - Security Updates Available for Adobe After Effects | APSB22-17
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Photoshop 2021 22.5.5およびこれよりも前のバージョン (Windows版、macOS版)
- Photoshop 2022 23.1.1およびこれよりも前のバージョン (Windows版、macOS版)
- Illustrator 2022 26.0.3およびこれよりも前のバージョン (Windows版、macOS版)
- Adobe After Effects 22.2およびこれよりも前のバージョン (Windows版、macOS版)
- Adobe After Effects 18.4.4およびこれよりも前のバージョン (Windows版、macOS版)
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Photoshop 2021 22.5.6 (Windows版、macOS版)
- Photoshop 2022 23.2 (Windows版、macOS版)
- Illustrator 2022 26.1.0 (Windows版、macOS版)
- Adobe After Effects 22.2.1 (Windows版、macOS版)
- Adobe After Effects 18.4.5 (Windows版、macOS版)
Adobe IllustratorおよびAdobe After Effectsのセキュリティ脆弱性は深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。