TISインテックグループのTISは3月9日、同社のMaaS(Mobility as a Service)プラットフォームが提供する「交通系電子チケットサービス」が会津SamuraiMaaS、茨城MaaS、北いわてMaaSにそれぞれ採用されたことを発表した。
同サービスはチケットの生成や販売などの管理機能や、チケットの権利確認および権利消込処理などを実行可能なクラウドサービスだ。API(Application Programming Interface)で接続することで各社のMaaSアプリやWebサービスと連携できるため、自社で独自にシステムを構築する必要がない点が特徴。これにより、ユーザーはスマートフォンなどでチケットを購入し、QRコードを表示してMaaSを利用できるようになる。
同社は今後について、地域の交通事業者らとの連携により、現在展開しているMaaSにおける取り扱い電子チケットの充実と乗換案内アプリとの連携拡大を図り、サービスの充実と利用者の利便性向上を目指す予定だとしている。また、サービス提供地域も順次拡大することで、地域のモビリティーサービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)促進に寄与する考え。