TISは3月8日、リテール決済ソリューションブランドである「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」について、「ブランドデビットプロセッシングサービス」と「ブランドプリペイドプロセッシングサービス」が、より安全なEC決済を可能にする本人認証サービス「3-Dセキュア(3-Dセキュア2.0)」に対応し、本人認証サービス「VCAS(Visa Consumer Authentication Service)」を標準機能として提供すると発表した。
「ブランドデビットプロセッシングサービス」と「ブランドプリペイドプロセッシングサービス」は、デビットおよびプリペイドのそれぞれのカード発行に必要な各業務システムやアプリケーション、入会受付やコールセンターなどの業務オペレーションの環境をワンストップで提供するサービスだ。今回は、より安全なEC決済を可能にするため、両サービスの標準機能として、VisaのVCASを含む複数の3-Dセキュアプロバイダーに対応した。
オンライン決済時に、不正利用防止のため本人認証を行う仕組みであるEMV 3-Dセキュアに標準対応することで、3-Dセキュア1.0からEMV 3-Dセキュアへの切り替えが必要な顧客企業へ最小限の費用および工数でデビット、プリペイドのプロセッシングサービスが提供できるようになった。
また、既存の3-Dセキュアベンダーから切り替えたい場合でも、イシュア(クレジットカード発行会社)の選択肢が増加したことで、業務に合わせた自由な選定が可能になるとしている。